レストランコンサルティングやショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」などのブランド開発に携わるグループ・アラン・デュカス株式会社の代表CEO、ジャン=フィリップ・ザームさんの愛車は、「DS 7 CROSSBACK」のブラン ナクレ。DSオートモビルのアンバサダーも務める彼が考える、伝統技術に基づいたクラフツマンシップ、“サヴォアフェール“とは?

 

この夏「DS 7 CROSSBACK」のオル ビザンタンというゴールド系カラーから、同車のブラン ナクレにチェンジしたジャン=フィリップさん。
撮影の合間にも電話で打ち合わせをこなすなど、運転席はジャン=フィリップさんの大切な仕事場でもある。「フランス パティスリーウィークのアイデアも、運転中にひらめいたんです」

伝統と経験から生まれる、洗練された感動体験。

フランス独自の伝統技術を生かし、細部にまでこだわったクリエイションを表現する言葉、サヴォアフェール。このキーワードは、ジャン=フィリップさんが携わるショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」とDSオートモビル、両ブランドに共通する哲学といえる。

「ル・ショコラ・アラン・デュカスのショコラが特別なのは、カカオをはじめとする素材選びはもちろん、職人にしか成しえない高度なテクニックが1粒1粒に隠されているからです。たとえば、プラリネの外側をコーティングしているショコラ。これをごく薄く作ることは非常に難しいのですが、それによって独特の洗練された舌触りを生んでいます。こういった細かなディテールが、味わいに感動をもたらすのです。私は『DS 7 CROSSBACK』に乗るたびに、ル・ショコラ・アラン・デュカスのショコラを味わった時と似た感動を覚えます」

 

ル・ショコラ・アラン・デュカスでは、ひとつひとつのショコラが、職人の緻密な手作業により生み出される。
「DS 7 CROSSBACK」のダッシュボード上には、世界的なウォッチブランドであるB.R.M クロノグラフ社とDSオートモビルが考案したアナログ時計が。エンジンオンとともに出現する。
真珠を思わせるパールトップステッチや、ピラミッドが連なっているような“クル・ド・パリ”文様など、インテリアのディテールにサヴォアフェールの精神が息づいている。

サヴォアフェールの美学はディテールに宿る。

「我々は間違いなく同じ哲学を共有しているといえるでしょう。実際、『DS 7 CROSSBACK』の技術面だけでなく、あらゆるディテールにサヴォアフェールを感じられます。時計や高品質なレザー、照明など、そうしたディテールは、非常に慎み深くシックでエレガントです。運転のたびに素材の上質さを実感し、誰もがまるでVIPサロンにいるような“Elégance à la française(フランス流エレガンス)”を感じることでしょう」

B.R.M(ベルナール・リシャール・マニュファクチャー)クロノグラフ社とのコラボレーションによる特別仕様の時計、クルマのエンジンオン/オフとともに180度回転しながらジュエリーのように光るヘッドライト、柔らかいナッパレザーのシートとそこに施された繊細なステッチなど、隅々に宿るこだわり。それが「DS 7 CROSSBACK」のドライビング空間をより特別なものへと昇華させている。

 

シンボリックなDSオートモビルのロゴは、フロント、バック、ホイールなどに散りばめられている。
楽しいジョークで周囲を明るくするジャン=フィリップさん。彼の明るくアクティブな人柄が、人を惹きつけてやまない「DS 7 CROSSBACK」によく似合う。

フランスらしさを体現する「DS 7 CROSSBACK」。

ふたつのブランドから見える、フランスらしさ、パリらしさ、とはいったいどんなところだろう。

「多くの人に『これはどこからきたクルマか』と尋ねられ、フランスだと答えると、皆決まって『そうか』と納得します。そのたびにDSオートモビルのフランスらしさを実感します。スノッブだと受け取らないでほしいのですが、『DS 7 CROSSBACK』はいつも私にフランスのサヴォアフェールとエレガンスを思い出させてくれるのです。

フランスに住む私の親しい友人夫婦が『DS 7 CROSSBACK』に乗っていて、私たちは互いに愛車の写真を送り合っているんです! 『DS 7 CROSSBACK』には、ほかのクルマにない独自性を感じます。私はDSオートモビルのすべての車種をリスペクトしていますが、なかでも『DS 7 CROSSBACK』はユニークで、洗練されたディテールを好む日本の方々に合っていると思います」

 

ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房
ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房

フランス料理界を代表する巨匠、アラン・デュカスが手掛けるショコラ専門店。“原点に立ち返る”をテーマに、カカオ豆の厳選から手間ひまを惜しまない伝統的な製法、職人による繊細な技術が紡ぎ出すショコラは最高にエレガント。2018年には待望の工房が日本橋にオープン。

東京都中央区日本橋本町1-1-1
Tel: 03-3516-3511
営)11:00〜19:00
https://lechocolat-alainducasse.jp

DSオートモビル
http://www.dsautomobiles.jp/
Twitter: @DS_JP_Official
Instagram: @ds_japan
Facebook: @DSJapanOfficial

 

写真:中川司 インタビュー・文:前野さちこ